山での話ーおいしい水を求めてー

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湧き水を紹介します!

 小さい頃から水道の水が苦手でした。だからと言って、浄水器を通すと確かに良くなったような気持ちはしますが、水の元気がなくなるように感じていました。ずっと美味しい水を探し続けていましたが、出会えずに何十年も経っていました。 
 30代後半は体調がかなり悪い時期でした。このままでは子どもたちに迷惑をかける事になるし、自分もしんどい!と感じていました。赤ちゃんのようにどこででも寝れる(体が痛くない)ようになりたいと思い、体の改善に取り組むようになりました。食と運動と精神のバランスが取れるように日々、努めました。 
 わたしは歩くのが嫌いで、小さい頃からずっと自転車族でした。十年以上前からお話の仲間の一人に「こんなに近くに山があるのに行かないのはもったいない。」と言われていました。やっと三年前から山あるきをはじめました。 
 一年ほど経った頃、山で知り合った人から’水場’を教えてもらい、毎日水を汲みに行くようになりました。その水場の水は雨が降っても水量がほとんど変わらず、深い所から湧き出ています。美味しいといわれている色々な水を飲んでも、今まで一度も美味しいと思ったことがなかったのですが、この水だけは「こんなに美味しい水が毎日飲めるなんて、幸せだなぁ」と思える水です。 毎朝汲んできた水で玄米ごはんを炊き、お味噌汁を作りお茶も湧き水を使って入れるのが習慣になっています。「うちのご飯が美味しいのは、水が美味しいから」と家族で言っています。
  朝早くに家を出て山に入ると、鳥の声が聞こえ、川の水の流れる音が聞こえ、風の冷たさを感じ、初めての景色や生き物に会え、水場の冷たい水で顔を洗い、ごくごく水を飲み、五感が研ぎ澄まされます。本で読んだことのある景色が、実際の景色と重なり、ただの「ことば(他人事)」だったものが自分の中で「生きた経験(自分のもの)」となるのが日々感じられます。



【水汲みツアー】


火・金曜日 


いい本屋を 朝 9:30 出発 往復2~3時間で水を汲んで帰ります。


(雨天決行、詳細はお問い合わせください。)

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